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大学附属病院内科助手(糖尿病専門)のひとりごと


糖尿病専門外来を引き継いで、9ヶ月。まだまだ奥が深いです。
by koby0207

風邪のときの内服薬

今からの時期は風邪が当然はやってきます。

風邪の予防はご存じのように手洗い、うがいが
もっとも効果的です。しかし12月は忘年会など
人と接触する頻度がまします。

生きていると風邪にはかかるわけですが
病院で処方される薬について書こうと思います。

風邪薬を処方する際には大きく3つに分けられる
と思います。

1.大きく咳や鼻水などの症状を抑えるお薬

2.細菌に対する抗菌薬(つまり抗生剤)

3.発熱や関節痛を和らげる消炎鎮痛剤

自分自身が風邪のときには、抗生剤を内服することは
まれです。最低でも38.5以上の発熱がなければあまり必要もないし
メリットも少ないです。

個人的には風邪と思えば、いつもより多く睡眠をとって
体を休めて、同時に消炎鎮痛剤をのみます。休息はすばらしい
お薬ですからね。

風邪は発熱が38度ぐらいまで上昇したり
唾を飲んでのどの痛みが出るようなときには病院へいくべきかなあ。

「唾を飲んで、のどに痛みが出る」
ここポイント!!

あまり軽い風邪では病院に行ってむしさらにひどい風邪をもらってくる可能性
は高いですしねーーー。あまり早い段階に病院に行くと、後に出てくる
症状にはあわない薬が出る可能性大です。早い段階で病院にいくと、軽い風邪薬しか
でませんし、むしろ症状が軽いのに強い薬を出す先生はどうかと思います。

by koby0207 | 2004-12-07 10:50 | 医師として
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